会社員が独立・起業のあれこれを相談するときに気をつけたい「たった1つのこと」

独立・起業について窓口へ相談に行く


会社員から独立起業をしようと考えている、僕のクライアントさんが
融資のことで公的機関の窓口へ相談にいったそうです。

しかし「わたしが会社員だからか、上から目線でとても印象悪かったです」
と、非常に不機嫌な様子でした。

それで、ちょっと聞いてみたのです。

「どんな質問をしたのですか?」

そうすると

「○○について、どうしたらいいでしょうか?と質問しましたよ」

と答えられたのです。


「ははぁ、それなら、こうなるのも無理はないな」と僕は思いました。


相談するときに「どうしたらいいでしょうか?」と聞けば失敗します。


そうではなく

「他にどんなことを考えたらいいですか?」

と質問するのが正しいのです。


なぜ、正しいのかを、これからお話していこうと思います。

会社員からの独立・起業「おすすめの相談機関」



そのまえにひとつ、会社員から独立・起業するときに
知っておきたい 相談機関を紹介しておきます。


よろず支援拠点は、国が全国に設置する無料の経営相談所です。

 

中小企業や個人事業主などに売上拡大、経営改善など
経営上のさまざまな課題について、相談、専門家の紹介などをやっています。

– 問い合わせ先 –

「よろず支援拠点」⇒ リンクはこの記事の最後にあります。


ここでは、本当になんでも聞いてOKです。

ちなみに、僕も何度か利用したことがあります。
クライアントさんにもおすすめしています。

予約制です。
どんな悩み、課題かを電話などで伝えないといけないので
ある程度、質問をまとめておくとスムーズです。

基本的に、同じ相談は1回まで。

ただし、地域や相談員さんによっては
正直、あたりはずれはあるようです。

でも、無料ですし 今、会社員でも独立・起業の相談なら
OKなので、ぜひ行ってみるべきですね。

独立・起業で気をつける「たった1つのこと」



さて、なぜ相談するときに
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と聞いたほうがいいのかを説明していきます。

まず、「どうしたらいい?」と相談すると
「こうしたらいい」と返してきます。

ここで、相手が返してくるのは「答え」なんです。

「答えで問題ないのでは?」と思ったあなたは
もしかすると、会社員の考えに染まりすぎているかもしれません。


実は、独立・起業のポイントは「答えがない」ことなんです。


恐らく、相談された相手は、あなたのことを思って
「答え」を返しているのだと思います。

でも、相手はあなたの悩みや課題、条件や環境を
正確に理解しているでしょうか?

とくに、独立・起業の場合は、誰かが本当に成功した
成功法則であっても、タイミングなどが違えば
まったく役にたたないことは、よくあることです。


そこで、最初にお話した


「他にどんなことを考えたらいいですか?」


という質問です。



これを聞かれると、相手は


「あなたは、これについても考えておいたほうがいいですよ」


という、新たな「問題」を返してくれます。



この新たな「問題」こそが、欲しいものなんです。



そう。


会社員から独立・起業をする人が気をつけたい
「たった1つのこと」 それは

相談は「答え」を聞きだすのではなく

自分がとりくむべき、新たな「問題」を聞きだす

ということなのです。







あと、余談なんですけど 専門家に対して

「他にどんなことを考えたらいいですか?」

と質問をすると、バツグンに役立つ「問題」が手に入ります。


「これについても考えていますか?」
「後のことを考えて、これを今のうちにやっておいてください」
などの、専門家でないとわからない問題を、うまく引き出せます。


先ほどの「よろず支援拠点」などで、会社員から独立・起業の
相談をするときにつかうと、とても効果があると思いますよ。

独立・起業は「答え」がない



どうしたらいいですか?と質問されると、人は自動的に
「こうしたらいいよ」と答えを返します。

もちろん、参考になることもありますが
会社員から独立・起業をしようとするあなたにとって
必ずしも、知るべきことがわかるわけではありません。

そうではなく、「問題」を返してもらうために
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と質問をするようにしてください。




独立・起業の世界は会社員時代と違って、正解や答えがない世界です。

他の人にとっての正解が、あなたの答えでないことはよくあります。

だから、事例ややり方は、最初から「非常に参考になるもの」ぐらいに
考えて答えと思わず、自分で「問題」をとくようにしましょう。

その思考が身につくと、きっと会社員から独立・起業の世界にきても
順調に成功できるはずです。


① 相談するときは「他にどんなことを考えたらいいですか?」と聞く

② 「よろず支援拠点」は、うまくつかうととても役に立つ(無料)
   ※ 問い合わせ先 ⇒  よろず支援拠点

③ 会社員と違って、独立起業に答えはない。解くべき「問題」を聞き出す。

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