独立・起業について窓口へ相談に行く
会社員から独立起業をしようと考えている、僕のクライアントさんが
融資のことで公的機関の窓口へ相談にいったそうです。
しかし「わたしが会社員だからか、上から目線でとても印象悪かったです」
と、非常に不機嫌な様子でした。
それで、ちょっと聞いてみたのです。
「どんな質問をしたのですか?」
そうすると
「○○について、どうしたらいいでしょうか?と質問しましたよ」
と答えられたのです。
「ははぁ、それなら、こうなるのも無理はないな」と僕は思いました。
相談するときに「どうしたらいいでしょうか?」と聞けば失敗します。
そうではなく
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と質問するのが正しいのです。
なぜ、正しいのかを、これからお話していこうと思います。
会社員からの独立・起業「おすすめの相談機関」
![](https://dk-coach.com/wp-content/uploads/2021/09/pawel-chu-ULh0i2txBCY-unsplash-1024x768.jpeg)
そのまえにひとつ、会社員から独立・起業するときに
知っておきたい 相談機関を紹介しておきます。
中小企業や個人事業主などに売上拡大、経営改善など
経営上のさまざまな課題について、相談、専門家の紹介などをやっています。
– 問い合わせ先 –
「よろず支援拠点」⇒ リンクはこの記事の最後にあります。
ここでは、本当になんでも聞いてOKです。
ちなみに、僕も何度か利用したことがあります。
クライアントさんにもおすすめしています。
予約制です。
どんな悩み、課題かを電話などで伝えないといけないので
ある程度、質問をまとめておくとスムーズです。
基本的に、同じ相談は1回まで。
ただし、地域や相談員さんによっては
正直、あたりはずれはあるようです。
でも、無料ですし 今、会社員でも独立・起業の相談なら
OKなので、ぜひ行ってみるべきですね。
独立・起業で気をつける「たった1つのこと」
![](https://dk-coach.com/wp-content/uploads/2021/09/senior-4466290_1920-1024x683.jpeg)
さて、なぜ相談するときに
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と聞いたほうがいいのかを説明していきます。
まず、「どうしたらいい?」と相談すると
「こうしたらいい」と返してきます。
ここで、相手が返してくるのは「答え」なんです。
「答えで問題ないのでは?」と思ったあなたは
もしかすると、会社員の考えに染まりすぎているかもしれません。
実は、独立・起業のポイントは「答えがない」ことなんです。
恐らく、相談された相手は、あなたのことを思って
「答え」を返しているのだと思います。
でも、相手はあなたの悩みや課題、条件や環境を
正確に理解しているでしょうか?
とくに、独立・起業の場合は、誰かが本当に成功した
成功法則であっても、タイミングなどが違えば
まったく役にたたないことは、よくあることです。
そこで、最初にお話した
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
という質問です。
これを聞かれると、相手は
「あなたは、これについても考えておいたほうがいいですよ」
という、新たな「問題」を返してくれます。
この新たな「問題」こそが、欲しいものなんです。
そう。
会社員から独立・起業をする人が気をつけたい
「たった1つのこと」 それは
自分がとりくむべき、新たな「問題」を聞きだす
ということなのです。
![](https://dk-coach.com/wp-content/uploads/2021/09/note ノート 記事見出し画像 アイキャッチ-1024x536.jpeg)
あと、余談なんですけど 専門家に対して
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と質問をすると、バツグンに役立つ「問題」が手に入ります。
「これについても考えていますか?」
「後のことを考えて、これを今のうちにやっておいてください」
などの、専門家でないとわからない問題を、うまく引き出せます。
先ほどの「よろず支援拠点」などで、会社員から独立・起業の
相談をするときにつかうと、とても効果があると思いますよ。
独立・起業は「答え」がない
![](https://dk-coach.com/wp-content/uploads/2021/09/kaleidico-26MJGnCM0Wc-unsplash-1024x683.jpeg)
どうしたらいいですか?と質問されると、人は自動的に
「こうしたらいいよ」と答えを返します。
もちろん、参考になることもありますが
会社員から独立・起業をしようとするあなたにとって
必ずしも、知るべきことがわかるわけではありません。
そうではなく、「問題」を返してもらうために
「他にどんなことを考えたらいいですか?」
と質問をするようにしてください。
独立・起業の世界は会社員時代と違って、正解や答えがない世界です。
他の人にとっての正解が、あなたの答えでないことはよくあります。
だから、事例ややり方は、最初から「非常に参考になるもの」ぐらいに
考えて答えと思わず、自分で「問題」をとくようにしましょう。
その思考が身につくと、きっと会社員から独立・起業の世界にきても
順調に成功できるはずです。
② 「よろず支援拠点」は、うまくつかうととても役に立つ(無料)
※ 問い合わせ先 ⇒ よろず支援拠点
③ 会社員と違って、独立起業に答えはない。解くべき「問題」を聞き出す。