副業?or 独立起業?  会社員がそれ迷ったら…実は「大問題」なんです

副業か?独立起業か?

長く働いてきた会社員をやめて
独立起業をしようかと考えている人から

「会社員をやりながら、副業をやって
軌道にのったら独立起業する」

「すっぱり会社員をやめて、独立起業する」

のどちらがいいでしょうか?
という質問をされることが、よくあります。

 

この質問の特徴は

「会社員をやりながら、あまり稼げなくても
短時間でできるなら、副業はアリ」

と、思いつつも

「でも、会社員をやめて、大きく稼げるなら
最初から独立起業しないとチャンスを逃すかも」

のように考えてしまうところです。

つまり

最初は時間を優先していたけど
稼げるならば、収入を優先する

といったように

優先順位がどんどん変化するので
どうやって決めていいかわからない

という特徴があります。

 

こんなときは、いったん、副業か独立起業か
どちらかを、アタマの中で選んでもらって

「なぜ、そちらを選んだのか?」

を話してもらいます。

そうすると、みなさん、いろんな
お話をされるのですが 結局のところ

「選んだ理由は、なんとなく好き嫌いや直感で決めた」

というところに行きつきます。

 

 

そうなんです。

これは、大問題なんですよ。

 

つまりこれは

「さまざまな要素や利害がからむときの
意思決定の方法が、その人の中にない

ということなんです。

 

なぜ、ここで「大問題」と強調するのかというと
会社員から独立起業をすれば、このような意思決定に
何度もさらされるからです。

副業がいいのか、独立起業がいいのか
という単純な問題ではないと思うのです。

 

なぜ 独立起業の大問題なのか?

白いシャツを買いにお店に行ってみると
30%OFFのブルーのシャツを見つけました。

30%OFFならブルーでもいいかと思いました。

しかし、お店の人が
「白いシャツを2枚買うと10%OFFになりますよ」
と言うので、もうなんだかわからなくなったりします。

いったい、何を基準にシャツを買えばいいのか
わからなくなります。

 

まぁ、シャツであれば、どちらを選んだにせよ
大きな失敗にはならないでしょう。

 

でも

「副業か独立起業か」

のような重要な意思決定を まるでシャツを選ぶように

「感覚で意思決定をする」

というのは かなり問題があると思います。

 

このような、重要な意思決定をするときには

感覚や感情だけで判断するのではない

「意思決定のノウハウ」

が必要になります。

 

「副業」か「独立起業」か、意思決定の方法

僕の専門の「行動科学」の分野から
すごく簡単な方法を1つ紹介します。

 

例えば、副業と独立起業について考える場合

 

① 検討する要素をあげる

・時間

・収入

・リスク

・将来性

・コスト

・やりがい

 

② それぞれの要素に点数をつける(例えば5点満点)

・時間 … 副業2  独立起業 5

・収入 … 副業2  独立起業 4

・リスク… 副業4  独立起業 1

・将来性… 副業2  独立起業 3

・コスト… 副業3  独立起業 1

・やりがい 副業3  独立起業 5

 

③ 点数を足してみる

副業 … 合計16点 独立起業 … 合計19点

 

④ どうして、このような点数になったのか考えて

必要であれば 資料などを調べる

 

⑤ 最終的に意思決定する

 

と、いうものです。

ずいぶん不確かな方法だな、
と感じる人がいるかもしれません。

 

もし、それなら、1つ1つの要素のエビデンスを調査して
点数の平均値を出して、標準偏差で割って、、、
のような、もっと詳しい方法もあります。
(※ブートストラッピング法といいます)

 

が、どちらにせよ、でてきた点数で
そのまま意思決定するわけではありません。

この方法だと

「なんで、こんな点数になるのだろう?」

あらためて思考を整理するチャンスが生まれます。

 

また、人に相談するときも

「副業と独立起業とどっちがいいと思う?」

と質問するのではなく

「副業と独立起業を検討するときに

時間、収入、リスク、将来性、コスト、やりがい、、、

他に検討すべきことってない?」

と質問することができて
すごくよいアドバイスが得られたり
自分では見落としていた要素が見つかったりします。

 

なんとなく「副業」「独立起業」を選ばない

 

もちろん 他にも多数

「さまざまな要素や利害がからむときに意思決定する方法」

というのは存在します。

 

だから、そのような方法を知らないまま

「副業か独立起業か」

を意思決定するのは大問題だと思うのです。

 

一番よくないのは

副業と独立起業のどちらか
なんとなく自分が惹かれているほうの
よい情報ばかりを集めてしまう

ことです。

 

これでは、強いバイアスがかかってしまって
よい意思決定はできません。

 

 

会社員が、副業か独立起業か 悩むのは最もだと思います。

 

このようなときは

副業か独立起業か どちらがいいのか?

を 調べるのではなくて 

どのように意思決定したらいいのか?

を まず最初に考えるようにしましょう。

 

副業から独立起業するにせよ、
最初から独立起業するにせよ、

どちらにしても、意思決定の連続はこれからも続きます。

そして、結局のところ よい意思決定によって
会社員からの独立起業がうまくいくかどうかが
決まっていくのではないかと 僕は思っています。

①「副業」か「独立起業」か悩んでいるのは「大問題」かもしれない。

② 悩んだ時、迷ったときの「意思決定の方法」を持ってないと
  副業も独立起業もうまくいかない。

③ 検討要素を点数化しすることで、思考のきっかけをつくる。

④ なんとなく選ばず、迷ったときには
 「どう意思決定したらいいか?」問いかける。
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