会社員時代より、独立起業をしたほうが「1人」ではない。
「会社員から独立起業」と言うので
「なんでも1人でやる」というイメージがあるのでしょうか?
先日、このような相談をうけたのです。
「会社員から独立起業しようと思っている。
何もかも1人でやらないといけない
不安を感じている。
本業や得意分野は心配していないが
本業以外のことや、苦手なことは
どのように対処したらいいのだろうか。
1人でやっていくために必要なことを知りたい」
これは、典型的な間違いです。
独立は孤立ではありません。
むしろ会社員時代より、独立起業のほうが
「1人」でいることに問題があります。
独立起業、といっても
1人で何もかもやるわけではありません。
ここが「落とし穴」かもしれません。
1人で苦手をかかえていても、会社員からの独立起業はできない。
「会社員から独立起業をしたので
苦手なことでも、ガマンして1人で全部やらなければ」
とかんがえる人がいます。
でも、それは頑張り方を間違えています。
苦手なことはいつまでたっても苦手です。
別に会社員だろうが、独立起業をしていようが同じです。
むしろ、苦手なことはできるだけ「うまく処理」して
「自分の得意分野」「自分の強み」をこれでもか
というくらい、活かしていく必要があります。
苦手なことをやってるヒマはありません。
経理処理が苦手なので
なんとか自分1人で頑張ろう…
というくらいのレベルならまだいいです。
しかし、お客さまからうけた仕事を
「苦手分野だけど、1人でなんとかしよう」
というのは、やってはいけない間違いです。
会社員から独立起業して「1人」でやらなかった事例
まず、1番最初にかんがえてほしいのは
会社員から独立起業したからといって
「1人でお客さまの課題を解決しようとしない」
という原則です。
基本的に、お客さまは
「何かのサービス」が欲しいのではありません。
「問題・課題の解決」や「目標、願望をかなえたい」
と思っているわけです。
最良のサービスが、自分1人で提供できないと
思えるのであれば(よくあることです)
他の人と組んで課題解決にあたります。
以前、僕は、建設業関連の団体から
「人材育成についてのセミナー」
の発注をうけたことがあります。
担当の方の説明では
「コーチングのようなコミュニケーションを
建設業関連の会社の、部下育成に役立てたい」
という趣旨でした。
しかし、僕は当時、建設業は
はじめての業界で少し不安を感じたのです。
そこで、建設業などを
たくさんコンサルティングをしている友人と
共同開催を主催者さんに提案してみました。
友人はコーチングのトレーニングは受けていましたが
誰かにレクチャーできるほどの自信はなく
僕も建設業ははじめての業界だったので
2人でプログラムをつくったのです。
結果は大成功でした。
コンサルタントの友人は、そのセミナーで
もともと強い建設関連分野で新規顧客を獲得できました。
僕は、セミナーが成功に終わり
建設関連の分野でも
「コーチングのプロの先生」
という印象を残すことができました。
実は、この後この団体から
僕らは数年間セミナー依頼を
いただくことができたのです。
独立起業したのであれば、会社員のときより「1人」でやってはいけない。
「お客さまが望んでいる、最も良いものを提供する」
と考えるていると、そもそも1人では提供できません。
1人でやろうとして、大した評判が得られず
リピート依頼を失います。
これは、典型的な落とし穴です。
逆に
「自分の苦手分野であれば
たとえ自分が受注した案件でも、外注する」
と思っていれば、必ずお客さまの信頼が得られます。
なぜなら、必ずお客さまが
満足できるものを提供しているからです。
結局、会社員から独立起業をしたのなら
得意分野、強みに集中する必要があります。
だからこそ、苦手分野は
「仲間」に助けてもらう必要があるのです。
会社員から独立起業して
何もかも、1人でやろうとするのは
典型的な間違いです。
そうではなく、助け合い高めあう
「仲間」と一緒にやっていくことが
うまくいく秘訣です。
よく、覚えておいてくださいね。
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「1人」でやらない方法の
もっと詳しい話をしています。
ぜひ、読んでみてください。
↓ ↓ ↓ ↓
「1人でやらなければ」という考えは、典型的な間違い。
② 会社員時代に苦手だったことは、独立起業しても苦手。
得意・強みを活かす。
③ 「1人」でお客さまの問題を解決しようとしない。
仲間と協力して対処する。