独立起業をした会社員の成功、失敗、などの
うわさ話を耳にしたりすることがあると思います。
会社員時代に すごく仕事ができた人でも
独立起業が成功しなかった人もいますし
その逆の人もいることでしょう。
そんな話を聞いていると
「会社員が独立起業するのに
向いている人 向いていない人ってあるのかな?」
と思ったりしますよね。
でも、そんなことを考える必要は全くありません。
もしかしたら 実際 向き不向きはあるのかもしれません。
しかし 会社員が、独立起業をすることに
「向いているか?」「向いていないか?」
と考えるのは、ほとんど意味がありません。
なぜ、ほとんど意味がないかというと
「独立起業が向いているか、向いていないか」
ではなく
「向いている事業」と「向いてるステージ」
を選ぶことが重要だからです。
どういうことか、説明しますね。
例えば、商工会などに
「○○という分野で独立起業をしたいのですが…」
と相談にいくと、まず最初に
「会社員時代に、その業界の経験はありますか?」
と聞かれます。
つまり、独立起業を志望する人から
たくさん相談をうけている商工会の相談員の人が
なにより、重視するのは
「業界での経験」
です。
たしかに、その業界特有の慣習などがあるので
全く未経験の業界はよけいなリスクがあるでしょう。
ということは
「独立起業に向いている事業とは
会社員のときに経験した業界や仕事」
といえると思います。
IT業界にいても、総務や人事の仕事経験があるなら
カウンセラーやコーチに向いていると思います。
ホテルなどで長く働いていたのであれば
広く接客業の経験として、飲食なども向いている仕事と
いっていいと思います。
独立起業といっても
・新規事業を次々立ち上げていくことが得意な人
・ビジネスを大きくすることに熱心な人
・廃業寸前の事業を買いとって立て直していく人
など、さまざまなタイプの人がいます。
新規事業の立ち上げというステージが得意な人が
廃業寸前の事業の立て直しのステージにも
向いているかというと、そうではないわけです。
つまり
「事業のステージが、どれかによって向き不向きがある」
ということです。
例えば、会社員としてやってきた仕事で
どんなステージが向いているかというと
新規事業や新店舗のグランドオープンなどに
多くたずさわった経験がある
→「新しい分野や未経験の事業」を立ち上げる
売上を伸ばしたり、事業を大きくする仕事を
ずっと長い間やってきた
→「フランチャイズビジネス」などで独立起業する
部門の改善や部署の立て直しが得意だった
→「後継者不足で悩む会社」をM&Aで経営者になる
などのように、やってきたことを
活かせるステージを選べば
「向いているステージ」
になるはずです。
このように考えてみると わたしたちが
会社員が独立起業に向いていない人と思ってしまうのは
「まったく未経験の分野の事業」
かつ
「(会社員時代にあまりやったことがない)
新規事業の立ち上げというステージ」
で いきなり独立起業をする人
なのでしょう。
確かにこれでは いくら会社員時代に仕事ができた人でも
その経験を活かすことができません。
つまり、会社員時代とまったく違うところで
独立起業をしようとする人が多いので
「向いていないのでは?」
と感じてしまうのだと思います。
どうしても、「未経験の分野」だったり
「まったく新規でやりたい」と思うのであれば
・小さく「テスト」として試してみる
・経験者と一緒に事業を立ち上げる
・「弟子入り」する
・コンサルタントなどの専門家にアドバイスを受ける
などの方法をとるといいと思います。
会社員が独立起業するときに
「向いていないのでは?」
と考える必要はありません。
重要なのは
「向いていないのでは?」
と思い悩むのではなく
「向いている分野、ステージで独立起業をしよう」
「どうしても、やりたいので他の人の力を借りよう」
と判断できるようになることです。
そのためには、自分がやってきた仕事・経験を
うまく棚卸しする必要があります。
まずは、自分自身が会社員時代に、やってきたことを
振り返って、書いてみることをおすすめします。
「向いている・向いていない」と悩む必要はない。
② 「向いている事業」と「向いているステージ」がある。
③ 「向いている事業」は、会社員のときに経験した業界や仕事。
④ 「向いているステージ」は、会社員のとき得意だった事業のステージ。
⑤ 向いていない人というのは、会社員時代に
「まったく未経験の分野」
かつ
「(やったことがない人がやる)新規事業というステージ」
で、いきなり独立起業する人。
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