会社員→独立起業 あまり知られていない「変化」させるべき重要なこと。

知っておくべき重要なこと

会社員が独立するときによく言われるセリフに

「会社員がうまくいったからといって
独立起業してうまくいくわけじゃない」

「会社員と独立起業とは、まったく違うものだ。
だから、考え方や行動を変化しないといけない」

のような話を聞く機会は多いですよね。

 

まぁ、やめようとしている会社の人から

「おまえなんかが、会社員から独立起業して
うまくいくわけがない」

なんて、ニュアンスを込めながら言われる場合も
あったりするのかもしれません。
(放おっておきましょう)

しかし、確かに、会社員時代と違って、独立起業すれば
何か変化させないといけないことって、ある気はしますよね。

それは何か、ということが気になると思います。

 

でも、まずそれより
知っておくべき重要なことがあります。

それは

「会社員から独立起業するその間に
過渡期があると知っておく」

ということなんです。

 

トランジション理論

トランジション理論というものがあります。

主にキャリア開発で使われる言葉で
米国の心理学者のウィリアム・ブリッジズという人が
キャリアの「過渡期」の中で
どのようにすればよいかを唱えたものです。

 

トランジション理論のポイントは

いきなり「チェンジ=変化」が起こるのではなく
「トランジション=過渡期」というものがおこる

というものです。

 

たとえば、会社員から独立起業する、といった場合だと

会社員 → 独立起業

(チェンジ)

 

という状態に、いきなりなるのではなく

 

会社員 → 過渡期 → 独立起業

(トランジション理論)

 

のように

 

会社員と独立起業の間に

「過渡期」

というものがあって

「独立はしているものの、まだ過渡期」

だとわかって過ごすと、その後がうまくいく

という理論なわけです。

 

会社員から独立したうどん屋さん

 

ちょっと例をあげてみます。

僕のコーチングのクライアントさんに
会社員から独立起業して「うどん屋さん」を
はじめた50代の男性の方が、いらっしゃいます。

 

ある日、その方の奥さまと話をする機会がありました。

 

そこで ふと、こんなお話をされたのです。

「そうそう、白水さん、
ウチの人に言ってやってください。
まだ、自宅に 会社員時代のスーツが
ずらーっと並んでるんですよ。

うどん屋さんに、スーツなんかいらないのにね。
おかしな人ですよね」

と言われたのです。

 

このことを、ご主人にお話すると

「まぁそうですね…
うどん屋さんにスーツはいらないですよね。
まだ、うどん屋さんに変化しきれてないのかな…」

と苦笑いをされていました。

 

後日、うかがうと

「白水さん、会社員時代のスーツは
全部、オークションで処分しました。
なかなかのお金になりましたよ。すっきりしました。」

とお話されていたので

「どうして、今までスーツをとっておいたのですか?」

と聞いてみました。すると

「うーん。どこかに
俺はきちんとした会社員から独立して
うどん屋をやっている、ちゃんとした人間なんだぞ
という気持ちが残っていたのでしょうね。

元会社員ということが、ちゃんとした人間の証明の
ように思っていたのかも知れません。

別にうどん屋さんだって、ちゃんとした人間なのにね。

でも、もう今はそんな気はありません。
これからは、プロのうどん屋としてやりますよ」

とお話をされたのでした。

 

変化させないといけないものとは?

 

この方は、いきなり

会社員 → うどん屋さん

 

に変化したわけではなくて

 

会社員

→ 元会社員がやっているうどん屋さん(過渡期)

→ プロのうどん屋さん

と変化したわけです。

 

この方はスーツを処分することで
過渡期をぬけだしました。

 

これは奥さんから

「うどん屋さんにスーツはいらないでしょう」

と言われて、はじめて

「そういえばそうだな。
本当の意味で、プロのうどん屋さんに
変化しきれてなかったな」

と気づいたわけです。

 

 

このように会社員から独立起業したときに起こる

「過度期の中で、自分ではすぐにわからないけれど
よく考えたらおかしいよね、というもの」

を変化させることが重要なのです。

 

これによって、過渡期をぬけて
本当の意味でのプロの独立起業した人として
考え方が確立してきます。

そうすると、今まで見えていなかった
独立起業した人としての、必要な情報や
知るべき考えなどが、自分に入ってくるようになります。

 

知っておくことが重要

実際の「過渡期」というのは
苦しいことが次々におこります。

今まで正解だったことが、間違いになったり
するわけですから当然です。

 

でも「過渡期」があると理解しておけば

「自分ではすぐにわからないけれど
よく考えたらおかしいよね、というもの」

変化させればいいのだなと、わかります。

 

そうすると、苦しいときでも

「あぁ、これは過渡期なんだな」

とわかって、乗り越えることができるはずです。

 

会社員から独立起業して変化させないといけないもの。

 

変化は「過渡期」に起こります。

 

だから、何より重要なのは

「会社員から独立起業する間に
過渡期があると知っておく」

ということなのです。

① 会社員から「本当の」独立起業に至るまで「過渡期」がある。

② 過渡期は「自分ではわからないけど、よく考えたらおかしい」
  ということに気づき、変化させることからはじまる。

③ 実際の過渡期は変化のまっただなかなので、苦しいことが次々おこる。
  しかし「過渡期」なのだと知っておくけば、乗り越えやすくなる。

 

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